ブルガリア発アンテロープとは
ブルガリアと言えば何を連想しますか?
何と言ってもヨーグルトと力士の琴欧州ではないかと思います。
それではアンテロープ(Antelope)は?
言葉を耳にしたことはあるけど何だっけ?私もそんな中の一人でした。
ウィキペディアなどによると「羚羊(れいよう)」とか「かもしか」とか出てきますね。動物の名称のようです。こんなやつです。
ここでご紹介するアンテロープは、正しくはアンテロープ・オーディオ(Antelope Audio)というブルガリアのプロ/ホームオーディオメーカー。
もっとも有名なのはデジタルオーディオの心臓部とも言えるクロックジェネレーターで、世界中の著名なオーディオ、ポストプロダク ション施設で現代音楽や映画制作のために使用されているといいます。
OCX HD は既に国内のオーディオ愛好家にも親しまれているようです
10MX は世界で最も安定した音楽クロッキングを提供
Antelope Audio はクロックジェネレーターの開発に留まらず オーディオインターフェイスも数多くの製品を手掛けています。
Zen Tour(特にギタリストにおすすめの)
Zen Tour とは別にオーディオインターフェイスの最新機種 Discrete シリーズ(Discrete 4/Discrete 8)は大いに注目できる製品です。
Discrete 4
Discrete 8
Discrete シリーズ注目点 1:DA / AD コンバーターのクォリティ
Discrete 8 のデモ機の DA 部を評価中ですが申し分のない音質です。
Discrete シリーズ注目点 2:Thunderbolt 標準装備を含む潤沢な入出力
標準で USBとThunderbolt を装備しています。
動作環境としては、Mac は USB /Thunderbolt で動作、Windows は現在 USB のみでの動作ですが、7/29現在でDiscrete 8 のみ Windows Thunderbolt 接続対応ドライバー(ベータ版)がリリースされています。Discrete 4/8共にWindows Thunderboltドライバーの正式版リリースが待たれます。※ 今のところオーディナリーサウンドでは Thunderbolt 動作は確認していません。(2018/7/29)
Discrete 4 のリアパネル:USB、Thunderbolt、
デジタル・アナログの入出力、ワードクロック端子等、申し分ありません
Discrete シリーズ注目点 3:リモート操作に無償対応
スマホやタブレット(共にiOS/Android対応)に無償の専用アプリをインストールして、Discrete 4 / 8 をリモート操作できます。
リスニングポジションを離れることなくリモート操作できる、音楽リスナーにも嬉しい機能です。
Discrete シリーズ注目点 4:高性能FPGAエンジンによる柔軟な機能追加
Discrete シリーズは高性能FPGAエンジンを実装しているため、柔軟に機能を追加することができます。
現在提供されているのは主にレコーディングを想定したプロセッサーやエフェクト群ですが、オーディナリーサウンドはこれらを積極的に音楽再生にも取り入れていこうとしています。
中でも注目は最近リリースされたばかりの”Reel To Reel”。
アナログならではのサウンドキャラクターとしてテープサチュレーションは代表格と言えますが、何とDiscrete シリーズでは”Reel To Reel”を使ってこのテープサチュレーションを実現してしまいます。
設定パラメーターの中には、”HISS”や”WOW & FLUTTER”等のアナログならではの要素もあって深いこだわりを感じます。
下の動画でテープサチュレーションの効果を確認することができます。
オーディナリーサウンドでは、Discrete 8 の評価機でテープサチュレーションを試しました。音楽再生においても問題なく利用できることを確認しています。
今日のデジタルレコーディングでは、テープサチュレーション効果を得るためにわざわざアナログのマスターテープレコーダーに一旦録音して再びデジタルマスターに落とすと言った手法も一般的に行われているほど価値あるプロセスです。
Discrete 4、Discrete 8 は標準でこのテープサチュレーション効果を簡単に実現できる画期的なオーディオインターフェイスで、音楽リスナーにとってもこれまで体験したことのないプロセッサーを入手できる機会を与えてくれす。
Discrete シリーズについて気軽にお問い合わせください。
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